はじめまして、あきぱんと申します。
先日、約11年勤めた銀行を退職し、フリーランスの道を歩みはじめた「元銀行員」です。
銀行員時代は一貫して法人営業に従事していました。
年齢はギリギリアラサーといったところです。
さて今日からブログを書きはじめた訳ですが、今回は第1回目の記事ということで、今日に至る最も大きな背景である「銀行員」を辞めた理由についてお話をさせて頂きます。
「ごく普通の銀行員」である私が思い切って会社を辞めることができた人生の考え方について、みなさんの参考になれば幸いです。
銀行員時代はとても有意義な時間でした

結論を言う前に銀行員人生について、振り返りをさせてください。
私の銀行員生活約11年間は、間違いなく、とても有意義な時間だったと思います。
銀行員であったことはまったく後悔をしていません。
客観的に見ても、(固有名詞は避けますが)大した大学を卒業しておらず金融知識もなかった私が、なんとか銀行に滑り込み就職出来たことは、大袈裟ではなく快挙といっていいほどだったと思います。
そんな私が11年も勤め続けることができたので、会社を辞める際は多くの人からは「もったいない」と言われました。
ですが、そんな私も次のステップに進むために、思い切って会社を辞めることにしました。
銀行員生活で一番学んだこと

入行してしばらくは、優しい上司や先輩方にご指導を頂き、ぬくぬくと育てて頂きました。
その頃の私にとってサラリーマンとは、「出来るだけ失敗せず、逃げ切ること」がモットーでした。
銀行あるある
突然ですが、銀行員にとってつきものの1つが「転勤」です。
転勤により、上司が代わり、仕事量が急変し、それまで業務が一変することはしょっちゅうあります。
私についてもご多分に漏れず、ある転勤を境に環境が一変し、入行のときから続いていた「ぬくぬく期間」は一瞬にして終了してしました。
6年目のことです。
どうにもならない日々
当時、上司の指導はとても厳しく、逃げ道は皆無でした。
理詰めされて、やたらと理由ばっかりを聞かれ(「理由とかどうでもいいやろ」と思っていました)、ぐうの音も出ず、とりあえず逆ギレして自分を正当化するという、情緒不安定で弱い人間でした。
銀行の仕事はお客さまからのお問い合わせや行内の方針転換などによりいきなり降ってきますが、そういった「うっ」となる様なことに対して私は、仕事を1つずつ消していくために、「面倒になりそうなことは回避する」「必要な交渉であっても仕事が増えそうならやらない」というスタンスをとっていました。(「完結させる」ことはおろか「触りもしない」というスタンスです)
結果、仕事は積もっていくばかりで、私は負のスパイラルから抜け出せなくなり、回避していたことから問題が浮き出てくる地獄の日々を過ごすことになりました。
会社ではしょっちゅう泣いていました。
恵まれていたこと
そんな自分に対しても見放すことなくご指導をして頂けたのが、当時の上司でした。
また、先輩方にも何度も相談にのって頂き、後輩からは怒られている時に声をかけないなど、色々と空気をよんでくれました(ほんとうにごめんなさい)。
今の私が存在するのは、間違いなく、まわりの方々に支えて頂けたからです。
世界が変わる瞬間
当時、繰り返し上司から言って頂いていたことは、「人はいつでも変われる」「ある日突然変わったとしても誰もお前のことを笑う奴はいない」でした。
これについて、最初は全く理解出来ませんでした。
もちろん形式的には可能です。パリッとしたスーツを着る、心機一転丸坊主にするなど。
しかし、当時の自分は、
難しそうな仕事がふってくる
↓
「うっ」となる
↓
条件反射的に逃げる
↓
重大な失敗に発展する
の繰り返しで、この条件反射的に逃げ出してしまう性格は生まれたときから備わっているもの、そしてこれまでの人生で経験してきた結果であり、絶対に変えられないものと思い込んでいました。
ですが、知らないうちに自分の性格は変わっていました。
あまりに失敗しすぎて、普通の失敗では心が痛まなくなっていたのです。
その気付きから、
「あらかじめ自分の苦手とすることにチャレンジしておく」
↓
当然すぐに「うっ」となるが「それより軽い仕事は楽勝になるという対価が得られる」
という形に上手く転用することができました。
そして、その副産物として、チャレンジすること自体のメリットを知りました。
新しいチャレンジをするたびに、想像できないほど素晴らしい景色にめぐり会い、毎回感動しました。
いつの間にか、世界が変わる感動的な瞬間を、自分が出したいタイミングで出せるようになっていました。
銀行員を辞めた理由について

すいません、結論をかなり引っ張ってしまいました😅
銀行員を辞めた理由、それは、
チャレンジすることの大切さを知ったことで、新しい世界を見に行きたくなったからです。
もちろん、銀行員を続けることでもチャレンジの機会がゼロではなかったと思います。
しかし、行内のあらゆる習慣や業界自体の将来性など、このまま銀行員を続けていれば、有意義な時間は得られないと感じてしまいました。
「ごく普通の人間」である私がブログをはじめるなど、愚か者かもしれません。
色々な人に批判され、酷い言葉を浴びせられるかもしれません。
でも、やっぱり、新しい世界を見てみたい。
そして今は、すごく勝手ながら、この感動をより多くの人に味わって頂きたいと思っています。
以上です。
さいごに、ここまで読んで頂いたみなさまに感謝🙏