【断言します】銀行員のスキルは転職やフリーランスに有効|スキルを修得したら辞めよう

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副業・転職

 

銀行員
銀行員

銀行員として獲得したスキルは転職やフリーランスに使えないという話を聞くけど本当なの?

 

あきぱん
あきぱん

銀行に約11年間勤めた元銀行員としてお答えします。

なお、銀行員ではない方も参考になると思いますでぜひこのままお読みください。

 

本記事の結論
  • 銀行員として獲得したスキルは転職やフリーランスに有効
  • しかし、これらのスキルは頭打ちになるのである程度働いたら辞めましょう

 

どういうことなのか解説をしていきます。

 

 

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銀行員が獲得できるスキルについて|これらは有益です

 

スキル1:決算書読解力

 

「決算書を見る力なんて簿記の勉強すれば獲得できるじゃないか」と言われそうですが、あなどってはいけません。

 

銀行員の決算書を見るスピード感は他の職業のに比べて圧倒的に早いです。

 

銀行員はお客さまのところへ訪問して決算書を頂戴しますが、大抵はその場でコメントをしています。

 

その理由は「お客さまに失礼」「もっともセールスできる機会」だからです。

 

補足します・・・

お客さまに失礼とは、

お客さまがこの1年間一生懸命経営をした結果が決算書であり、決算が良かれ悪かれ、決算書を提出した時には銀行員にコメントしてもらいたいものだから。しかも適当ではなく的確なコメントが必要です。

もっともセールスできる機会とは、

決算書はお客さまのニーズが一番表れる書類であり銀行員にとってセールスの種です。多くの企業は複数の銀行と取引をしており、早くニーズを見つけた銀行に依頼してくれる可能性が高いことを踏まえれば、その場でシャープなセールスをする必要があります。

 

しかも銀行員でない限り、こんなにたくさんの決算書を見せてもらえる機会はないです。

 

決算書読解力があれば、その他の幅広い金融の仕事に役立ち(転職目線)、「どうすれば節税できるのか」なども見えてくるので自分自身にとっても有益です(フリーランス目線)。

 

 

スキル2:ライティング力

 

銀行員の書類作成能力をあなどってはいけません。

 

まず、銀行員として働いていると圧倒的に書類の量を閲覧し作成することになります。

 

インプット、アウトプットの量がハンパないです。

 

次に、文章での言い回しが得意です。

銀行はコンプラに厳しく、多くの証跡を残しますが、誤った解釈をされかねないので書き方にはとても気を使っています。

 

また、グレーな行為だと正当性を主張できる様に書き方を工夫します。

 

この様に銀行員は、危機管理能力から生まれる文章での言い回しを得意としています。

 

この様なライティング力はどこの会社にとっても必要なので、転職に有利なスキルと言えるでしょう。

 

もっと言うと、ライティング思考が高まってくると発言もロジカルになり対面営業が得意になります。

 

銀行員がもつライティング力については、別の記事にしていますのでこちらも参考にしてください↓

 

 

その他のスキル:社会人としてのマナー、社内調整力、ストレス耐性

 

その他スキルとして、これらも獲得できます。

  • 社会人としてのマナー
  • 社内調整力
  • ストレス耐性

 

これらはどこの企業でも勤めていれば獲得できるものだと思いますが、銀行員として10年以上働く中で様々な企業の人と接してきましたが、相対的に見ても銀行員のスキルはとても立派なものです。

 

ぜひ銀行の外に出ることで活かしましょう。

 

 

【残念な話】成長速度が頭打ちになる|ある程度働いたら辞めよう

成長速度が頭打ちになる

 

ただしこれらのスキルは頭打ちになってしまうということを覚えておきましょう。

 

理由は慣れてしまうからです。

 

例えば、融資の稟議はだいたい書くことが決まっています。

 

稟議を書く際に、細かい言い回しを考えて見つけられた時に成長を感じることができますが、一定のレベルに達するとそれに要した時間と獲得したスキルの割が合わなくなってきます。

 

銀行員
銀行員

スキルは頭打ちになるかもしれないが、年功序列で給料がどんどん上がっていくからOKでしょ。

 

あきぱん
あきぱん

給料の話ですね。

そう考える人は多いと思いますが、年功序列の崩壊や銀行のオワコン化により、将来は誰にも保証されていません。

 

  • 年功序列体制が維持できない
  • 銀行員の仕事が給料に見合っていない(もらいすぎ)

残念ながら、この2点は社会の共通認識です。

 

あなたに社会のトレンドを逆走するほどの勇気があるのなら、その勇気を転職やフリーランスにチャレンジすることに使うことを私はおすすめをします。

 

 

思考が固定化されてしまう

 

これも慣れの弊害ですね。

 

銀行員の発言に対してよく「それは銀行さんの都合」と揶揄(やゆ)されることがありますが、これは銀行員が長い間同じ仕事をすることによって生じる思考の固定化が原因です。

 

そして、自覚がないのでとても厄介です😅

 

自覚がなくなってしまう前に銀行を辞めて環境を変えることを私はおすすめします。

 

 

銀行員のスキルに関する間違った情報|惑わされてはいけない

 

ネットで調べたところ、銀行員は転職で使えないという記事が・・・

しかし中身を見てみると誤った情報が入っていたのでここで解説しておきます。

 

間違った情報1:札勘定は銀行の外では使えない

 

これは「そもそもそんなスキルをもっていない!」が正しいです。

 

もっていないので関係ないですね!

 

私は10年以上銀行員を勤めましたが、結局札勘定をマスターせずに終わりましたw

 

同世代の人たちは私と同じく、大抵できない人ばかりです。

 

ただ、年配の人たちは上手く札勘定をされていたので、その技を見せてもらうたびに「すごいなぁ〜」と思っていましたが、それ以上のことは特にありませんでした。

 

ただ「すごいなぁ〜」というだけです・・・

 

札勘定のスキルをもっているという前提でそれが「役に立たない」という主張ならば、それは正確な情報ですけどね。

 

 

間違った情報2:銀行で得た資格は使えないから無駄

 

この情報については「いっぱい資格を取らされた割に使えない」というコストとの見合いを意味していると想像できますが、そもそも資格を取得するための労力は大してかかっていないと思います。

 

しかも銀行に入行してしばらくは仕事中に資格取得の勉強をすることが可能でした。

 

確かに銀行で取得した資格はほとんど外部では使えないと言っていいでしょう。

 

しかし資格とは本来、実務と合わさって有益となるもの。

 

例えば簿記の資格だけでは無益に近いですが、前述の決算書読解力と合わせれば立派なスキルです。

 

結論を言うと、

「銀行で取得した資格」について形式的に判断をせず、あなたという銀行員が社会に出て役に立つか、という視点で考える様にしましょう。

 

 

まとめ

 

Check Point
  • 銀行員が獲得する決算書読解力やライティング力は転職やフリーランスに活かすことができる
  • しかし慣れなどの理由により、成長速度は頭打ちになるので頃合いを見て辞めよう
  • 札勘定や銀行の資格は役に立たないという誤った情報に惑わされない様にしましょう

 

この記事が役に立ったと思っていただいた方、もう少し見てみたいと思っていただいた方などは、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

 

以上です。

さいごに、ここまで読んで頂いたみなさまに感謝🙏

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