銀行員のみなさんがフリーランスになる前に絶対に考えておくべきこと、それは儲かるかどうかです。
すごく当たり前のことですが、今回は銀行員がフリーランスになると儲かる可能性が高いという点につき解説していきます。
フリーランスになるメリットとして「お金を稼ぐ」以外にも「自分の人生にとって有意義」など価値観に基づく視点もありますが、今回はこの様な論点は一旦排除します。
今回は私が実際に長く勤めた銀行を辞めてフリーランスになった経験をもとに書かせていただきます。
銀行員じゃない方も参考になると思いますので是非このままお読みください🙇♂️
銀行員がフリーランスに向いている理由3点

理由1:銀行員の財務戦略知識が活かせる
ビジネスを上手く成功させるためには、情報収集やひらめき、サービスを具現化するスキル、外注するなら目利きや人脈など必要になると思いますが、これらは財務戦略の知識がベースにないと、そもそも成立しないと思っています。
財務戦略とは、事業計画、資金収支計画、資産運用など多岐に渡りますが、最近はYouTubeなどで簡単かつ無料でアクセスすることが可能になったため知識修得は大したハードルではないと思う方もいるかもしれませんが、肌感覚はそう簡単に身につくものではない、というのが私の見解です。
肌感覚とは具体的には、
- この事業にはこういう会計処理が発生するので税務否認リスクがあるな
- この商品の質はいいがこの業界は全般的に在庫リスクが高いので見送ろう
- すごくいいビジネスだが、銀行からお金を借りようとすると審査が通りにくいだろうな
このあたりをイメージしてください。

確かに、流石のYouTubeでもここまでの動画はなさそう。
でもじっくり時間を使えば、解決する話じゃないの?

このご時世調べればほとんどのことは解決するという点ではおっしゃる通り。
でもスピード感が相当落ちることでチャンスを逃してしまいます。

では財務戦略を全て外注にすればいいのでは?
もしくは財務に強いパートナーを探してこればいい。

最終的に外部やパートナーに委託するにしても、自分で理解しておく必要がありますよ。
自分で理解しておく必要があるとはどういうことか。それは、
信頼していたCFOに任せていたけど裏でめちゃくちゃなことになっていた、横領された、会計士や税理士、社労士にぼったくられたなど・・・銀行員であればしょっちゅう聞く話ですw
世間でニュースになっている事件も実際にはかなり身近なことだと思った方がよいでしょう🙇♂️
理由2:銀行員には相場を定期的にフォローする習慣がある
フリーランスとして自分の資産極大化を目指すなら「ROA」を意識する必要があります。
総資産利益率 = 利益 / 総資産
- 保有する資産からどれだけ効率的に利益があげれているかという指標
- 遊休資産を作らないということが重要
「遊休資産を作らない」ここが重要です。
本業では調子よく現金を稼ぐことができたとしても、次の投資までの時間が空いてしまうと、その現金は収益を生まない資産(=遊休資産)になってしまいます。
そうならない様に上手く金融商品に投資ができればよいのですが、これがなかなか上手くいきません。
本業にも体力を注ぎつつ資産運用までフォローするのは、元々運用知識が備わっていないと大変なはずです。
昔から往々にしてあることですが・・・
本業より投資に興味が移りすぎたことで本業がおごそかになるケースや、資産運用で大きな穴をあけてしまって廃業に追い込まれるケース(財テクで失敗して倒産)などが起こりえます。
更に言うと、投資には怪しい話が山のように転がっており不十分な知識ではすぐにカモられてしまいます😰
一方で銀行員は少なくとも仕事中はずっと相場をフォローしているので、各種指標の重要性や今後の影響について押さえるべきポイントを理解しています。
一旦ポートフォリオを組み、その後は日々相場をササッとチェックしておけば大怪我をすることはないと思います。
理由3:相性のいい仕事が多い
これは私が銀行員を辞めてフリーランスになって思うことですが、フリーランスは地味な作業が多い!!!ということです。
著名なYouTuberさんも「YouTube制作はトライアル&エラーの繰り返しで地味な作業だ」と言っています。
斬新な発想、芸術的センスはほとんどいらない気がします。
(私の感覚的な要素が大きいですが)銀行員は地味な作業に対するストレス耐性は高いと思っていますので相性がいいと言えます。
(気分が悪くなった銀行員の方がいればすいません🙇♂️)
ちなみに、このブログでは銀行員と相性のいい仕事を中心に発信していますので、是非他の記事も参考にしてみてください。
まとめ
- 銀行員がもつ財務戦略の肌感覚はビジネスを営む上で有益になる
- 片手間で相場フォローができる銀行員は資産極大化をもたらしてくれる
- 銀行員の地味な作業に対するストレス適正からビジネスを長く続けていける可能性が高い
おまけにもう一つだけ・・・
銀行員は転勤が多く、また世代によっては同期の数も多かったりするので、行内の色々な人と顔見知りになりますが、一度顔見知りになった行内の人たちは、自分が会社を辞めても色々と助けてくれることが多いです(実感)。
甘えはよくないですが、過度にネガティブな感情は不要です😊
以上です。
さいごに、ここまで読んで頂いたみなさまに感謝🙏